1999年度 西工96MC ワンステップL尺

日野自動車+西日本車体工業
西工96MC B-I ワンステップ
1999年度導入車

イメージ 1

 主要諸元 
メーカー:日野自動車
型式:KC-HU2MLCA
車体製造:西日本車体工業
車体:西工96MC B-I
種類:前中扉ワンステップバス
全長:10260mm
全幅:2490mm
全高:3030mm
エンジン型式:M10U型
過給機:ノンターボ(NA)
シリンダー配列:直列6気筒
動弁機構:OHV 2バルブ
ボア×ストローク
総排気量:9880cc
圧縮比:
最高出力:169kW(230PS)/2500rpm
最大トルク:686N・m(70kg・m)/1500rpm
搭載方法:縦置き水平(横倒し)
変速機:電磁エア式5速MT
            (フィンガーコントロール・FFシフト)
乗車定員:69名
クーラー:
行先表示機:幕式
備考:前中扉ワンステップバス
         後部座席右2人左1人掛
         平成6年排気ガス規制適合車
         アイドリングスタート&ストップ
         ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)装備


 車両リスト 

 2000年3月登録 

 解 説 
1999年度はワンステップバスを5台導入した。すべて西工96MCボディで、内訳は三菱車が2台と日野車が3台となる。1997年度と1998年度導入のワンステップバスはリフト付きふれあい号での導入だったが、今年度はリフトなしとなった。後に導入したワンステップバスとは異なり、車椅子搭載に対応したバリアフリー車両ではないので、車椅子ステッカーが貼られていない。翌年度以降は原則ノンステップバスの導入となったので、ワンステップバスの導入はしばらく途絶えることになる。これはノンステップバスなら補助金が出るということもあるだろう。
基本的にはこれまで導入された西工96MCのワンステップバスに準じており、前扉が車いすの乗降を考慮しなくていいので、グライドスライドドアではなく折戸を採用している。そのためフロントオーバーハングを延長していない。床下にクーラー機器をすべて搭載しているので、右側側面にルーバーが設けられている。そのため屋根上の機器はベンチレーターだけとなり、スッキリしている。エンジンは通常のツーステップ車と同じく縦置き配置であり、最後部座席が高い位置にあるので、それに合わせて右側面の最後部窓だけ下端が高い。前扉にリフトが無いのでセーフティーウインドウが設けられており、ウィンカー類がヘッドライト横に配置される京都市バスの西工96MC独自の顔つきになっている。車内の中扉より後は1段高くなっており、段差がノンステップバスよりも少ないので、右側が2人掛け、左側が1人掛けの座席を配し、通路を広く取ることで収容力をアップさせている。これは京都市バスワンステップバスすべてに共通の仕様となった。
2000年3月に西賀茂営業所に3台が新製配置された。2007年3月~2014年3月の間は、西賀茂営業所の一部が京都バスに委託されたが、ワンステップバス3台は直営配置となっており、現在まで移動は全くない。2015年3月改正以降は、原則としてMT車四条通で運用することが無いので、西賀茂操車の系統(1・4・9・37号系統)で運用されている。
2016年度新車導入に伴い、2017年2月に0082・0083号車の2台が廃車となった。0084号車は2017年度も残るが、これは2094号車が研修用に転用されることになったため、代替で1年長く残ることになったのかもしれない。
2018年2月に0084号車が廃車となり、このグループは全て廃車となった。