1996年度 西工58MC ツーステップ

西工58MC B-I ツーステップ
1996年度導入車


 主要諸元 
型式:KC-MP617K
車体製造:西日本車体工業
車体:西工58MC B-I
種類:前後扉ツ―ステップ
全長:10230mm
全幅:2490mm
全高:3130mm
エンジン型式:6D24型
動弁機構:OHV 2バルブ
過給機:ノンターボ(NA)
シリンダー配列:直列6気筒
ボア×ストローク130mm×150mm
総排気量:11945cc
圧縮比:19.5
最高出力:176kW(240PS)/2200rpm
最大トルク:833N・m(85kg・m)/1400rpm
搭載方法:縦置き横倒し
変速機:フィンガーシフト5速MT(FCT)
備考:前後扉ツーステップバス
         アイドリングストップバス
         平成6年排気ガス規制適合車

 車両リスト 

 解 説 
京都市バスにおいては、1997年10月に地下鉄東西線開業で山科・醍醐地区を京阪バスに移管し、醍醐営業所の廃止が予定されていた。また地下鉄烏丸線国際会館延伸で、岩倉地区も多くの系統を京都バスに移管することになっていた。これらのことから1996年度以降数年間は、新車の導入台数が抑制されている。
本年度導入車両は、4メーカーすべてでアイドリングストップ&スタートシステムを標準装備しており、特にPRする必要もないためか、側面には何も無く後部に小さい水色文字でアイドリングストップバスと表記されるだけとなった。
1996年度導入の三菱ふそう車は、ツーステップ車が6400~6403号車の4台で、すべて西工ボディとなった。1996年9月にエアロスターは2代目にモデルチェンジされたが、今回の導入車は初代エアロスターシャシーである。実は西工や富士重には、1997年まで初代のシャシーが供給されていたそうです。また西工ボディも1996年に58MCから96MCへモデルチェンジしており、58MCはこの年度の導入車が最後となった。基本的には前年度導入の6273~6287号車に準じており、車内のレイアウトも同様で、左側の前後輪間は6人掛けの横向きロングシートになっている。相違点は今年度より市バス標準となった、アイドリングストップ&スタートシステムが搭載された程度。
2014年3月改正時点では、烏丸営業所直営と九条営業所直営にそれぞれ2台ずつ配置されていた。2015年2月に九条直営の2台が廃車になり、3月には烏丸直営の2台が横大路阪急に転属している。
2016年度新車導入に伴い、2017年2月に6400号車が、2017年3月に6401号車がそれぞれ廃車となった。