西工58MC ツーステップ 1992年度導入車

1992年度導入車

サーモキング製クーラー搭載の5653号車と通常のクーラー搭載の5757号車を比べると、柱の数が異なっているのがわかる。

 主要諸元 
型式:U-UA440HAN
車体製造:西日本車体工業
車体:西工58MC B-I 前後扉ツーステップ
全長:10205mm
全幅:2490mm
エンジン:PF6型 直列6気筒 12503cc
搭載方法:縦置き直立
最高出力:173kW(235PS)/2100rpm
最大トルク:834N・m(85kg・m)/1300rpm
変速機:フィンガーシフト5速M/T
    (FTC)
乗車定員:**名
   平成元年排出ガス規制適合

 車両リスト 
 
 サーモキング製クーラー搭載 

 通常クーラー搭載 

 ※全車廃車済み
 ピンク数字の号車はリンク先に記事がある。
 ※取消線の号車はリンク先の記事に写真が無い。

 解 説 
1991年度まではロッドシフト式5速M/Tをメインに、少数の機械式A/Tを導入してきたが、1992年度からは運転手の労働力軽減のため、フィンガーシフト5速M/Tを全面採用することになった。これは従来のロッド式と異なり、シフトリンケージを介さない電磁エア式の変速機構。日産ディーゼルではFinger Touch Controlの頭文字をとったFTCを商品名としている。三菱のFCTと若干紛らわしいですね。
東洋サーモコントロール(サーモキング)代替フロンR-22を冷媒に使用したクーラーは重量があり、車体中央に搭載して柱を補強して数を増やしてある。そのため同クーラー搭載車は窓配置が他の西工58MCと異なる。
当時の日産ディーゼル車には車名が無かった。
内装は1991年度の後期導入車と同じく、座席モケットがピンク系で床がグリーン系となっている。