三菱ふそう+西工58MCリフト 1992年度導入車

 三菱ふそう+西工58MCリフト 
 1992年度導入車 

 主要諸元 
メーカー:
型式:
車体製造:
車体:
全長:
全幅:
エンジン:
最高出力:
最大トルク:
変速機:
備考:

 解 説 
1991年度にリフト付きバスふれあい号は2台導入されたが、予備車の無い状態だったので検査時等には一般車が代走していた。これを3台体制とすることで2台使用1台予備となるので、よほどのことが無い限りふれあい号のダイヤで一般車が代走することは無くなった。
1991年度の2台と同じく、フロントオーバーハングを通常車体より250mm延長し、扉を左右開きのグライドスライドドアとした。そこに通常は2段ステップとなる折りたたみ式で、車いすが搭載できるリフトを備えている。運賃箱が邪魔になるので、90度回転できるようにしてある。リフトがあるので、西工ボディなら標準の視野拡大窓が設置できないため、左側の窓が1段下がったB-IIボディとしてある。オーバーハングを延長しているので、型式名には「改」の文字が入っている。ちなみにMBECSもU-MP618K改だが、関連は無い。
さらに前後には「ふれあい号 リフト付きバス」と車いすマークがデザインされたヘッドマークも備えている。停留所に掲示されている時刻表には、運行時刻に△印が付いていた。
1991年度まではロッドシフト式5速M/Tをメインに、少数の機械式A/Tを導入してきたが、1992年度からは運転手の労働力軽減のため、フィンガーシフト5速M/Tを全面採用することになった。これは従来のロッド式と異なり、シフトリンケージを介さない電磁エア式の変速機構。三菱ではFinger Control Transmissionの頭文字をとったFCTを商品名としている。
内装は1991年度の後期導入車と同じく、座席モケットがピンク系で床がグリーン系となっている。今年度も純正車体は少数派で、多くは西工車体で導入されている。リフト付きバスは、引き続き西工車体での導入となった。結果として同じグループで運用されるリフト付きバスながら、ロッドシフトとフィンガーシフトが混在することになった。

 U-MP618K改
 西日本車体工業 西工58MC B-II
  リフト付きバスふれあい号 
 フィンガーシフト5速M/T

 ピンク数字の号車はリンク先に記事がある。
 ※取消線の号車はリンク先の記事に写真が無い。
 ※黒数字の号車は記事が無い。