京都200か07-14

 京都200 か ・7 14 

2003年度導入
今年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-LV834L1
車体製造:
いすゞバス製造
車体:
エルガ ノンステップ Type-B
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式OD5速A/T)
所属:
九条営業所(京都市交通局)
備考:

 解 説 
2003年度のいすゞ車は、純正車体で大型ノンステップのエルガが18台導入された。エルガが最初に導入された2000年度は、部分ノンステップであるtype-Aだったが、2001年度からは3年連続でフルフラットノンステップであるtype-Bとなっている。当時の京都市バスは、床に段差の無いフルフラットタイプか、それに準ずる構造にこだわっていたようです。車内に段差があると、立ち客が後部に行かないので、詰め込みが効かず、収容力がツーステップバスよりも劣ってしまうことや、段差による事故を懸念したのかもしれません。
駆動系のレイアウトは、キュービックの末期に設定されたノンステップのものを踏襲しています。エンジンは6HK1-TCC直列6気筒7790ccで、キュービックよりも若干排気量が増えており、インタークーラー付きターボの装着により、出力191kW(260PS)/2700rpm トルク745N・m(76kg・m)/1400rpmと、多少パワーもアップしており、type-AのV8エンジンと遜色の無いパワーを発揮しています。横置きされたエンジンにZF製トルコン式OD5速A/Tを組み合わせ、ハンガリー・ラーバ製のアクスルを使ったセンタードロップ式アクスルにより、後部までのフラットな床が実現されています。その分機器類を後部に集約しており、若干デッドスペースが大きくなっています。type-Aでは中扉以降に5列座席を配置しているが、type-Bでは5列分は配置できず、4列としている。これはデッドスペースの関係もありますが、フルフラット故に通路と座席部分の段差が大きくなり、座席間隔を広めにしないと、座ったり立ったりがやりにくくなることもあるでしょう。当然その分定員が減少しており、2000年度導入のtype-Aが70名なのに対し、66名となっています。
前扉はグライドスライドドアだが、スロープは設置されておらず、車いすの乗降は中扉にスロープ板を渡して行うことになる。前部のデザインは、中型車のエルガミオと共通で、ヘッドライトが縦置き4灯式になっている。これはイメージの統一及び部品共用化によるコストダウンを目指したもの。エルガミオにはセーフティウィンドウが無いが、エルガには取り付けられており、これは京都市バス特注のようで、取りつけている事業者はあまりないようです。ただし設置場所の関係上あまり大きなものではなく、濃緑帯と重なっているのでそれほど目立ちません。エンジン部分のルーバーは、type-Aが左側にあるのに対し、type-Bは右側上部にあります。また側面後端部に窓が無いので、type-Aとは外観上からも区別が付きます。
導入された18台は、前半導入の11台(679~689号車)のうち、679~684号車が梅津営業所に新製配置され、685~689号車が九条営業所に新製配置となる。しかし梅津配置の6台は、直後のダイヤ改正で九条営業所に転属しており、すべて九条営業所配置になりました。後半導入の7台(714~720号車)は梅津営業所に新製配置されています。九条営業所配置車のうち、679・680号車が転属を繰り返したものの、現在は再びすべて九条営業所直営配置となっている。梅津営業所新製配置車は、2006年3月改正で714・715号車が直営配置、716~720号車が京阪バス委託配置となりましたが、716号車は2012年3月に直営へ転属した。そして2014年3月改正からは、梅津の民間委託先が西日本JRバスへ変更になる。ラッピング広告車の経歴があるのは、18台中8台。

 A.梅津営業所(京都市/単区間
 2004-03~2006-03
 
 一般塗装 

 3号系統 
イメージ 1
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撮影:西大路四条

 32号系統 
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
撮影:四条大宮

 201号系統 
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撮影:壬生操車場
壬生に交通局があったころ、壬生操車場内の停車場所が異なり、201号系統用の車両は後院通に面した所だった。つまりこの写真は公道上から撮影したものであり、操車場用地には全く立ち入っていないってことです。

イメージ 7
イメージ 8
撮影:四条大宮

イメージ 9
撮影:千本今出川~千本中立売

イメージ 10
撮影:四条大宮

イメージ 11
撮影:四条大宮

 解 説 
導入時期が2回に分かれているので、登録番号が離れているが、前半導入の679~689号車と後半導入の714~720号車は全く同一仕様となっている。後半導入の714~720号車はすべて梅津営業所に新製配置されている。主に201号系統で運用されていたようで、他の系統での運用は殆ど撮影していない。

 B.梅津営業所(京都市/単区間
 2006-03~2008-04

 一般塗装 

 201号系統 
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撮影:二条駅

イメージ 13
撮影:千本丸太町

イメージ 14
撮影:四条堀川~四条大宮

イメージ 15
撮影:千本丸太町

 解 説 
2006年3月改正で梅津営業所の一部が京阪バスに委託されたが、714・715号車は直営に残った。相変わらず201号系統で運用されており、他の系統での運用は撮影していない。とはいえ201号系統でもあまり撮影機会は多くなかった。

 C.梅津営業所(京都市/単区間
 2008-04~2011-04

 一般塗装   ピュアウォーター ラッピング広告車 

 201号系統 
イメージ 16
イメージ 17
撮影:千本今出川

イメージ 18
イメージ 19
撮影:千本中立売
光線の加減で色合いが違って見える。

イメージ 20
撮影:千本丸太町

 回送車 
イメージ 21
イメージ 22
撮影:四条大宮
梅津営業所から壬生操車場へ向かう回送車。

 解 説 
2008年4月頃、イザヤビジネスツールズ株式会社のラッピング広告車となった。同社はダスキンやサブウェイ、シャトレーゼのFC加盟社であり、ダイオーズの販売するピュアウォーターのボトルウォーターサーバー代理店でもある。201号系統専属運用だったようで、それ以外は回送車しか撮影していない。

 D.梅津営業所(京都市/単区間
 2011-04~2014-03

 一般塗装 

 回送車 
イメージ 23
撮影:四条大宮
壬生操車場から梅津営業所へ向かう回送車。

 解 説 
ラッピング広告は2011年4月頃に解除され、一般塗装車となった。撮影機会がほとんどなく、回送車を撮影したのが唯一となる。

 E.梅津営業所(京都市/単区間
 2014-03~

 一般塗装   新デザイン方向幕 

 201号系統 

撮影:

撮影:

 回送車 
イメージ 24
撮影:壬生操車場
交通局が太秦天神川駅右京区総合庁舎内に移転し、跡地を京都府に売却したので、壬生操車場のレイアウトを変更し、201号系統用は詰所の奥に停車するようにした。ちなみに交通局の跡地は、京都府警察中京警察署となっている。

イメージ 25
撮影:四条大宮

イメージ 26
撮影:四条大宮
現在のところ、撮影出来たのはすべて回送車。

 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。