京都200か07-09

 京都200 か ・7 09 

2003年度導入
今年度在籍中
メーカー:
型式:
KK-MJ27HL
車体製造:
車体:
エアロミディMJ・ノンステップ
シフト:
5速A/T(トルコン式)
所属:
横大路営業所(阪急バス) 
備考:
バイオディーゼル100%燃料走行実験車

 解 説 
2003年度に導入された三菱ふそう社は、すべて中型車(9mクラス)のエアロミディで、21台の大量導入となった。これは横大路営業所に残っていた、比較的初期の中型ツーステップ車を置き換えるのが目的だったようです。
エアロノーステップミディは、エアロミディMJシリーズ初のノンステップバスとして、2000年12月8日に販売開始された。この仕様に限り、モデル名は「エアロノーステップミディ」とされ、これまでのMJシリーズと同様の7m仕様と、ホイールベースを延長した9m仕様が設定された。
三菱ふそうの中型車としてエアロミディMKシリーズがあり、それの派生バージョンとして1985年11月に販売開始となったMK126Fが前身である。1988年にフルモデルチェンジの上、エアロミディMJシリーズとして独立している。特徴は直列6気筒エンジンを後端に横置きとした「T-DRIVE」を採用したことで、全長7mクラスながら、エアロミディMKと同じエンジンを採用しつつ、リアオーバーハングを短くして室内空間を広げることが出来た。
当初は観光仕様のみだったが、1993年のモデルより路線使用が追加され、1995年平成6年排出ガス規制適合の路線モデルKC-MJ218Fより前面がエアロミディMK路線仕様と同様になり、ワンステップバスが設定された。1998年にマイナーチェンジされ、「平成10年排出ガス規制」「中期安全ブレーキ規制」「平成10年騒音規制」へ対応することで型式がKK-MJ23HE/26HFとなる。そして交通バリアフリー法対応でノンステップバスワンステップバスの改造扱いで登場したのが「エアロノーステップミディ」となる。これが2002年10月にマイナーチェンジでKK-MJ27HL/HFとなり、愛称名も「エアロミディ・ノンステップ」となった。
京都市交通局が導入したのは中型車と言われる9m車(実際は8.69m)で、特徴としては7m車をベースに前後のオーバーハングをそのままとしてホイールベースを延長しているので、中扉がかなり後寄りにあり、低床部がこのクラスでは長く取られている。中扉より後部は座席が3列設置されているが、前後の間隔が狭くて、定員どおりに座るのは難しい。
塗装は2001年度導入の「エアロノーステップミディ」が濃緑の帯を若干細くしていたが、今年度導入車は通常の太さに戻っている。また左側のバックミラーに補助ミラーが1枚追加され、合計3枚になった。
導入された21台は、横大路京阪に6台、横大路阪急に11台、洛西近鉄に4台がそれぞれ配置された。後に横大路阪急の666号車のみ洛西近鉄に転属しており、2014年3月現在の配置は、横大路阪急16台と洛西近鉄5台となる。洛西近鉄の5台は専ら33・特33号系統を中心に運用さがている。706の次が708なのは、多分707が希望ナンバー用になっているからだろう。

 A.横大路営業所(阪急バス/多区間
 2004-03~2006-09
 
 一般塗装 

 8号系統 
イメージ 1
撮影:千本丸太町

イメージ 2
撮影:四条大宮
2008年1月改正での経路変更以降は撮影していない。

 42号系統 
イメージ 6
撮影:京都駅前
2003年3月に阪急洛西口駅が開業し、42号系統が駅前広場に乗り入れるようになった。この時期の方向幕にはローマ字が無い。この方向幕での写真は後ろから撮ったこの1枚のみ。

 解 説 
新製当初は、666・667号車と704~706・708~713が横大路阪急に配置された。

 B.横大路営業所(阪急バス/多区間
 2006-05~2008-05
 
 一般塗装 

 バイオディーゼル燃料100%使用走行実験車 


 解 説 
京都市の行っているリサイクル事業の一環として、各家庭や事業所から回収した食用油を精製してバイオディーゼル燃料の製造を業者に委託して行っている。横大路営業所ではこれを20%と軽油80%を混合して使用しているが、さらなる実験としてバイオディーゼル100%燃料での走行実験を2年間行った。対象車は阪急バス委託から709号車、京阪バス委託から941号車が1台ずつ選ばれた。この実験中は撮影機会がなく、写真が1枚も無い。

 C.横大路営業所(阪急バス/多区間
 2008-05~2014-03
 
 一般塗装 

 特13号系統 
イメージ 3
撮影:四条烏丸

 22号系統 
イメージ 4
撮影:神川小学校前~神川出張所前
バス車内から撮影。

イメージ 5
撮影:横大路車庫前
2013年8月に撮影した際には、整理券車シール貼付位置はヘッドライト上部に変更されていた。

 42号系統 
イメージ 7
イメージ 8
撮影:京都駅前
2008年10月には、JR京都線(東海道本線)に桂川駅が開業し、乗り入れるようになったため方向幕を変更した。この際ローマ字が入るようになった。2013年2月に撮影した際には、整理券車シールはまだバンパー部に貼られていた。

 回送車 
イメージ 9
撮影:京都駅前
42号系統で京都駅前に到着後、回送車となり三哲操車場へ向かう。回送車へ幕を変更している最中を撮影した。

 解 説 
バイオディーゼル100%使用走行実験は2年間で終了し、再びB20燃料使用に戻った。

 D.横大路営業所(阪急バス/多区間
 2014-03~
 
 一般塗装   新デザイン方向幕 

 特南2号系統 
イメージ 10
イメージ 11
撮影:樋爪口
特南2号系統は免許試験場を経由しないので、方向幕もシンプルに終点のJR長岡京東口だけを表記している。ただし免許試験場は樋爪口からも徒歩圏内なので、側面幕では樋爪口(免許試験場)と表記してある。

 循環1号系統(100円バス) 
イメージ 12
イメージ 13
撮影:四条河原町西詰~四条河原町北詰

イメージ 14
撮影:寺町・新京極口

イメージ 15
撮影:四条河原町西詰
100円バスの方向幕は2014年3月改正以降もそのままのデザインで継続使用されている。

 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。また横大路営業所の委託先が変更され、小型バス以外はすべて阪急バス委託となる。系統の受け持ちを一部変更したのは、操車場や回送車の絡みたと思う。