京都200か03-43

 京都200 か ・343 

2001年度導入
2014年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-HU2PMEE
車体製造:
日野車体工業 
車体:
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式A/T)
現所属:
烏丸営業所錦林出張所(京都バス)
備考:

 解 説 
2000年度の日野車は、中型車をベースに車体を延長した「中型ロング」と呼ばれる中型車幅の10.5m車レインボーHRを導入したが、市内中心部ではあまり実用的ではなかったようで、2001年度からは再び大型車幅ノンステップバスの導入となった。
日野の大型車であるブルーリボンは、2000年6月に平成11年排ガス規制適合を行い、1985年に続いて二度目となる大幅なマイナーチェンジが施された。それに伴い車種名がブルーリボンシティと改められている。フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジとしたのは、当時既にいすゞ自動車との間でバス事業の統合準備を進めており、無駄な投資を抑制していたからだろう。
構造的にはブルーリボン・ノンステップと全く同じであり、直列6気筒エンジンを後部に垂直横置とし、リアオーバーハングに機器類を集中させている。ホイールベースも変わらす5110mmとなっており、広めの中扉と合わせてノンステップ部分の床面積を広く取っている。タイヤハウス間も車いすが通れるだけの幅を確保してはいるが、車いすの乗降は中扉で簡易スロープを用いることとしたので、前扉の電動スロープ板は省略された。ブルーリボン・ノンステップでは後輪タイヤハウス上の座席が後向きで、後部の5人掛け座席と対面するという変則的な配置となっていたが、これはタイヤハウス形状や床高さの見直しで、前向きに改められた。
車体は前部分を除きほとんど同一だが、中扉より後部の窓は前部と同じ高さとなり、下部に黒色フィルムを貼ることで床の高さと合わせてある。それ以外は同一で、後部に樹脂パーツを用いる点も同じ。
最大の変更は前面形状で、ブルーリボンの直線的な形状から、曲線の多い形状となり、フロントバンパーとヘッドライトが一体化されている。また京都市バスでは標準装備としているセイフティウィンドウが、これまでのオプションから標準となった。このため外部ドアコックの設置場所が確保出来ず、ナンバープレートの裏側に設置となった。
2002年3月に10台が導入され、日野車がメインで配置されていた西賀茂営業所と烏丸営業所錦林出張所に新製配置となった。梅津営業所も日野車が配置されているが、2001年度は配置されていない。ちなみに342は通常使用されない番号なので欠番となっている。

 A.烏丸営業所錦林出張所(京都市/単・多区間兼用車)  
 2002-03~2014-03

 一般塗装 

 17号系統 
イメージ 1
撮影:錦林車庫前

イメージ 2
撮影:出町柳駅

イメージ 3
撮影:京都駅前

イメージ 4
撮影:京都駅前


 57号系統 
イメージ 6
イメージ 7
撮影:京都駅前

 203号系統 
イメージ 8
撮影:

イメージ 9
撮影:四条大宮

 急行  100号系統 (臨時)
イメージ 10
イメージ 11
撮影:京都駅前
行楽・観光シーズンには、10分毎の定期便に加え、さらに臨時便が多数運行されるので、数分間隔となる。

 解 説 
ずっと錦林出張所に配置されており、転属はしていない。ノンステップバスの比率が高まると、203号系統にはブルーリボンシティが運用されなくなっていった。座席定員が少ないのがネックなのだろう。

 B.烏丸営業所錦林出張所(京都バス/単区間車)  
 2014-03

 一般塗装   新デザイン方向幕 

 17号系統 
撮影:

 203号系統 
イメージ 12
イメージ 13

撮影:

撮影:


 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。また同改正では、錦林出張所が京都バスに全面委託されるようになった。