京都200か03-29

 京都200 か ・329 

2001年度導入
2014年度在籍中
型式:
車体:
三菱自動車バス製造 エアロノーステップミディ
シフト:
5速A/T(トルコン式)
所属:
洛西営業所(近鉄バス) 
備考:

 解 説 
2001年度は2年ぶりに三菱ふそうが導入された。当然全てノンステップバスで、大型車が7台と中型車が4台となる。
エアロノーステップミディは、エアロミディMJシリーズ初のノンステップバスとして、2000年12月8日に販売開始された。この仕様に限り、モデル名は「エアロノーステップミディ」とされ、これまでのMJシリーズと同様の7m仕様と、ホイールベースを延長した9m仕様が設定された。
三菱ふそうの中型車としてエアロミディMKシリーズがあり、それの派生バージョンとして1985年11月に販売開始となったMK126Fが前身である。1988年にフルモデルチェンジの上、エアロミディMJシリーズとして独立している。特徴は直列6気筒エンジンを後端に横置きとした「T-DRIVE」を採用したことで、全長7mクラスながら、エアロミディMKと同じエンジンを採用しつつ、リアオーバーハングを短くして室内空間を広げることが出来た。
当初は観光仕様のみだったが、1993年のモデルより路線使用が追加され、1995年平成6年排出ガス規制適合の路線モデルKC-MJ218Fより前面がエアロミディMK路線仕様と同様になり、ワンステップバスが設定された。1998年にマイナーチェンジされ、「平成10年排出ガス規制」「中期安全ブレーキ規制」「平成10年騒音規制」へ対応することで型式がKK-MJ23HE/26HFとなる。そして交通バリアフリー法対応でノンステップバスワンステップバスの改造扱いで登場したのが「エアロノーステップミディ」となる。
京都市交通局が導入したのは中型車と言われる9m車で、特徴としては7m車をベースに前後のオーバーハングをそのままとしてホイールベースを延長しているので、中扉がかなり後寄りにあり、低床部がこのクラスでは長く取られている。中扉より後部は座席が3列設置されているが、前後の間隔が狭くて、定員どおりに座るのは難しい。
1994年に1台だけエアロミディMKを導入しており、その際はフロントバンパーの上部を車体と一体で塗装していた。これは西工58MC等と合わせたのだろう。しかし今回導入されたエアロノーステップミディは、ヘッドライトと一体化されたバンパー部はシルバーとしている。これは西工96MCと合わせたのかもしれない。ただし濃緑色の帯の幅が若干狭くなっている。これはフロント部の帯が下がる部分を局章と合わせるため、バランスを考慮してのものだろう。
2002年3月に導入され、4台すべてが洛西営業所の配置となっています。これは途中に旧山陰街道の狭隘区間が存在する33・特33号系統に導入するためであり、現在に至るまでほぼ専属で運用されています。

 A.洛西営業所(京都市/多区間
 2002-03~2004-03
 
 一般塗装 


 解 説 
328~331号車の新製配置は、直営時代の洛西営業所だった。この時期は殆ど撮影していないので、写真は無い。

 B.洛西営業所(近鉄バス/多区間
 2004-03~2014-03
 
 一般塗装 

 33号系統 
イメージ 1
イメージ 2
撮影:桂駅東口

イメージ 3
撮影:京都駅前

 回送車 
イメージ 4
撮影:洛西バスターミナル

 解 説 
2004年3月改正で洛西営業所は近鉄バスと阪急バスに委託されるようになる。近鉄バスが担当となったのは、洛西バスターミナル及び市内中心部とを結ぶ路線であり、33・特33号系統用のエアロノーステップミディも近鉄バス委託の配置となる。

 C.洛西営業所(近鉄バス/多区間
 2014-03~
 
 一般塗装   新デザイン方向幕 

 33号系統 
イメージ 5
撮影:京都駅前

イメージ 6
撮影:洛西バスターミナル

 特33号系統
イメージ 7
撮影:京都駅前

 回送車
イメージ 8
撮影:京都駅前

 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。洛西営業所の民間委託は、近鉄バスと阪急バスから、近鉄バスに1本化されたが、33・特33号系統専属でエアロミディが運用されているのは変わらない。