京都200か03-27

 京都200 か ・327 

2001年度導入
2013年度在籍中
型式:三菱自動車工業 KL-MP37JK
車体:西日本車体工業 西工96MC B-I ノンステップ
シフト:A/T(アリソン製トルコン式)
所属:烏丸営業所(京都市交通局) 

 解 説 
2001年度は2年ぶりに三菱ふそうが導入された。当然全てノンステップバスで、大型車が7台と中型車が4台となる。
三菱ふそうの大型ノンステップバスは、1996年度の試験的導入以来5年ぶりとなる。この間導入された三菱大型車は、ワンステップバスか、CNGツーステップだったため。ただしすべて西工ボディでの導入であり、純正ボディではない。
構造としては変化はなく、駆動系レイアウトは縦置のまま変えず、エンジンとデフごと右側(非公式側)へオフセットさせることで、後部まで低床エリアを確保している。とはいえ完全なフルフラット構造には出来なくて、後部座席4列のうち、低床部から段差の無い床は前2列分だけであり、3列目は1段上がり、最後部はさらに1段上がる構造になっている。エンジンを縦置きとすることで高価な専用部品を極力用いず、それでもフルフラットに近い構造を実現してはいるが、部分ノンステップバスのように座席を5列配置することはできない。前回導入の6419・6420号車ではホイールベース5300mmだったが、これだと収容できない車庫があるためか、標準的なホイールベース4800mmへ戻っている。トランスミッションはアリソン製のトルコン式オートマチックトランスミッションセレクターはボタン式となっている。
今年度導入車の三菱ふそう車は、屋根上のクーラーユニットが、かなり前寄りに搭載されており、外観上の大きな特徴となっている。このため同じ西工ボディでも、他車種との区別は容易である。ちなみに純正車体でも前寄りに搭載されているので、構造上後部車軸の重量を減らしたいのか、あるいはCNG車とクーラー位置を共通化しているのかは不明。最後部側面のルーバー部分を黒くして、窓ガラスと一体化させており、一見するとデッドスペースが無いように見えるが、実際は最後部座席の背もたれは、窓ガラスの中央部付近にあり、意外とデッドスペースがある。もっとも、これは他社でも同様であり、ブルーリボンシティやエルガtype-Bのデッドスペースが特に大きいわけでもない。
2002年3月の導入時点では、烏丸・九条・洛西の3営業所に分散配置されたが、その後の転属により2014年3月改正時点では、7台すべて烏丸営業所直営配置となっている。烏丸車庫の収容問題により長尺車が配置できない事情も絡んでいると思われる。

 A.洛西営業所(京都市/多区間
 2002-03~2004-03
 
 一般塗装 


 解 説 
327号車の新製配置は洛西営業所だった。この時期は殆ど撮影していないので、写真は無い。

 B.洛西営業所(阪急バス/多区間
 2004-03~2014-03
 
 一般塗装 

 28号系統 
イメージ 1
撮影:京都駅前

イメージ 2
撮影:大覚寺
長辻通山陰本線踏切は段差が大きく、以前はノンステップバスが通行できなかった。このため当初は28号系統では運用していなかった。

イメージ 3
撮影:嵯峨小学校前
この停留所は、長辻通交通規制の関係で、土曜日休日ダイヤのみ停車する。

 69号系統 
イメージ 4
撮影:四条大宮

イメージ 5
撮影:四条葛野大路~四条中学前

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撮影:四条大宮

 91号系統 
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撮影:四条烏丸(四条烏丸操車場)
回送車で到着後、91号系統で出場して行った。

イメージ 10
撮影:四条大宮

イメージ 11
撮影:四条烏丸操車場
四条烏丸操車場は2014年3月改正で廃止された。

 臨時系統 (3特出系統) 
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撮影:京都外大

 特南1号系統
イメージ 12
イメージ 13
撮影:久世工業団地前

イメージ 14
撮影:下久世

 解 説 
2004年3月改正で洛西営業所が民間委託されたが、327号車は阪急バス委託の配置となった。

 C.烏丸営業所(京都市/単区間
 2014-03~
 
 一般塗装   新デザイン方向幕 

 204号系統 
撮影:

 206号系統 
撮影:

撮影:

 206B号系統 
撮影:

撮影:

 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。また同改正では洛西営業所阪急バス委託から烏丸営業所に転属したので、これで2001年度導入のKL-MP37JKは、すべて烏丸営業所に集中配置となった。