1995年度 エアロスターM ツーステップ

エアロスターM ツーステップ
1995年度導入車



 主要諸元 
メーカー:三菱自動車工業
型式:KC-MP617K
車体製造:三菱自動車バス製造
車体:エアロスターMツーステップ
全長:
10140mm
全幅:
2490mm
エンジン:6D24型 直列6気筒 11945cc
最高出力:176kW(240PS)/2200rpm
最大トルク:833N・m(85kg・m)/1400rpm
変速機:フィンガーシフト5速MT(FCT)
備考:平成6年排気ガス規制適合車

 車両リスト 


 解 説 
1995年度導入車からは、平成6年排気ガス規制適合により型式がU-MP618KからKC-MP617Kとなる。ちなみに617はエアサスで、リーフサスなら217となる。翌年よりニューエアロスターにモデルチェンジしたので、京都市バスでのエアロスターM導入は3年間だけになってしまった。このボディの特徴は上部が強く絞られた車体断面形状で、座席に座ると若干の圧迫感がある。また全面は公式側のみ下方へ拡大し、さらに視野拡大窓を設けており、その横の扉開閉スイッチ部を黒くして、全てを一体化したようなデザインとしている。また前部の開口部との関係で、局章と帯の位置関係がズレている。本来なら局章の位置は帯の中央の下がった部分に合わせなくてはいけない。
エンジンはU-MP618Kの6D22型直列6気筒11140ccから、6D24型直列6気筒11945ccに変更され、出力が165kW(225ps)から176kW(240ps)へとパワーアップしています。
車内はこの年式から全メーカー座席のレイアウトが変わり、公式側の2人掛け4脚(うち2脚が優先座席)から、横向き6人掛け(前方4名分が優先座席)となる。また座席自体の厚みもかなり薄くなっている。ただし翌年度から新車導入が極端に少なくなったこと、その後バリアフリー対応のノンステップバス(一部ワンステップバス)を原則導入となったので、このレイアウトは主流とはならず、むしろ少数派となってしまった。
このグループの大半は2005年以降の転属が無いが、何故か6291号車は洛西近鉄→横大路阪急→横大路JR→横大路阪急と3回転属している。
2013年度の新車導入に伴い、入れ替わりで6289・6290・6294号車の3台が2014年2月に廃車となった。
2014年度新車導入に伴い、残った4台(6288・6291・6292・6293号車)が入れ替わりで廃車となり、このグループの現役車両は無くなった。また三菱ふそう純正車体のツーステップ車もこれで消滅している。