京都200か06-99

 京都200 か ・6 99 

2003年度導入
今年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-HU2PMEE
車体製造:
日野車体工業 
車体:
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式A/T)
現所属:
梅津営業所(京都市)
備考:
2003年度の日野車は、2002年度に引き続きブルーリボンシティ・ノンステップが導入された。
日野の大型車であるブルーリボンは、2000年6月に平成11年排ガス規制適合を行い、1985年に続いて二度目となる大幅なマイナーチェンジが施された。それに伴い車種名がブルーリボンシティと改められている。フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジとしたのは、当時既にいすゞ自動車との間でバス事業の統合準備を進めており、無駄な投資を抑制していたからだろう。
構造的にはブルーリボン・ノンステップと全く同じであり、直列6気筒エンジンを後部に垂直横置とし、リアオーバーハングに機器類を集中させている。ホイールベースも変わらす5110mmとなっており、広めの中扉と合わせてノンステップ部分の床面積を広く取っている。タイヤハウス間も車いすが通れるだけの幅を確保してはいるが、車いすの乗降は中扉で簡易スロープを用いることとしたので、前扉の電動スロープ板は省略された。ブルーリボン・ノンステップでは後輪タイヤハウス上の座席が後向きで、後部の5人掛け座席と対面するという変則的な配置となっていたが、これはタイヤハウス形状や床高さの見直しで、前向きに改められた。
車体は前部分を除きほとんど同一だが、中扉より後部の窓は前部と同じ高さとなり、下部に黒色フィルムを貼ることで床の高さと合わせてある。それ以外は同一で、後部に樹脂パーツを用いる点も同じ。
最大の変更は前面形状で、ブルーリボンの直線的な形状から、曲線の多い形状となり、フロントバンパーとヘッドライトが一体化されている。また京都市バスでは標準装備としているセイフティウィンドウが、これまでのオプションから標準となった。2001年度導入車は、前扉開閉コックをフロントバンパーのナンバープレート部に設けていたが、使いづらくて不評だったのか、2002年度からはセイフティウィンドウをやや小さくし、捻出したスペースに設けている。2002年度車がこの部分を黒くしていたのに対し、2003年度車は車体と同色になった。また左側バックミラーは、新製時から補助ミラーが1枚追加されて3枚構成になっている。バックアイモニターが白黒のブラウン管式から、LCD式となった。
2004年3月に17台が導入され、西賀茂営業所に8台、錦林出張所に3台、梅津営業所に3台、洛西営業所に3台が配置された。ただし洛西の3台は仮配属であり、同月のダイヤ改正で梅津に転属した。また後に梅津に最初に配置された3台は西賀茂に転属している。
2014年3月現在の配置状況は、西賀茂が690~693号車と721~727号車の11台、錦林が694~696号車の3台で、そのうち695・696号車が急行102号系統専用ラッピング、梅津が697~699号車の3台となっている。

 A.洛西営業所(京都市/多区間車) 
 2004-03

 一般塗装 


 解 説 
洛西営業所には2004年3月に697~699号車の3台が新製配置されたが、仮配属のようなもので、同月に行われたダイヤ改正ではすべて梅津営業所に転属している。配属は10日ほどなので、当然撮影機会は無かった。

 B.梅津営業所(京都市/単区間車) 
 2004-03~2006-03

 一般塗装 

 3F号系統 
イメージ 1
イメージ 2
撮影:西大路四条

 27号系統 
イメージ 3

イメージ 4
撮影:太子
当時使用していたカメラはタイムラグが大きく、丁度のタイミングだと思ってシャッターを押したら、このように遅かったこともよくあった。馴れるに従ってそれを見越して撮影出来るようにはなったが、そのころには他のカメラを購入していたけどね。

 32号系統 
イメージ 5
撮影:西大路五条

 206号系統  (代走)
イメージ 6
撮影:千本北大路
2006年3月改正以前は、梅津直営も206号系統を代走していた。

 解 説 
2004年3月改正で梅津営業所に転属した。同改正では27号系統の経路を大幅に変更し、市内中心部への乗り入れを止めた。そして203号系統と相互に無料乗継を実施することになった。これは実験的な意味合いが多く、梅津営業所の発券機搭載車は限られていた。2004年度の新車導入で27号系統には中型車のエルガミオが導入され、大型車は27号系統には入らなくなったが、予備車として発券機は一部の車両に引き続き残されていた。

 C.梅津営業所(京都市/単区間車) 
 2006-03~2014-03

 一般塗装 

 3号系統 
イメージ 9
撮影:四条大宮

イメージ 8
撮影:河原町丸太町
バス車内から撮影。

 27号系統 
イメージ 7
撮影:西大路五条

イメージ 10
撮影:葛野大路四条
写っている黄色いビルは、2輪専門の教習所であるデルタテクニカルセンターだが、その後撤退して跡地には2012年5月にニトリ京都西院店がオープンした。

 32号系統 
イメージ 11
イメージ 12
撮影:梅津営業所(京都外大前)
梅津営業所の出入場は左折が基本なので、右折出場するのは32号系統と早朝の3号系統区間便くらい。

イメージ 13
撮影:錦林車庫前
アイドリングストップバスステッカーは劣化していたので、ドライブレコーダーを搭載してステッカーを追加した際に剥がされたようです。

 急行  100号系統 
イメージ 14
撮影:京都駅前
臨時札が無いので、定期便だと思う。洛バスラッピングが施されたキュービックCNGは2012年3月あたりから廃車が始まったが、その分の補充は一切行われなかったので、当たり前のように定期便に一般車が運用されていた。

 急行  100号系統  (臨時)
イメージ 15
撮影:京都駅前

イメージ 16
撮影:京都駅前
臨時札を掲示しているので臨時便だと思う。

 急行  101号系統  (臨時)
イメージ 17

イメージ 18
撮影:千本北大路

 臨時系統 (臨特201号系統) 
イメージ 19
イメージ 20
撮影:東山三条

 解 説 
2006年3月改正で梅津営業所の一部が京阪バスに委託されたが、27号系統は直営がそのまま受け持つことになった。27号系統には2004年度新車導入で専用のエルガミオが導入されたが、乗継券発券機を搭載していた車両は予備車となっていたので、直営配置のままとなったようです。しかし年々ノンステップバスの比率が高くなると、ブルーリボンシティの定期運用は減って行き、臨時便や代走での運用が多くなっていった気がします。

 D.梅津営業所(京都市/単区間車) 
 2014-03~

 一般塗装   新デザイン方向幕 

 205B号系統 
イメージ 21
撮影:京都駅前

イメージ 22
撮影:京都駅前
2014年3月改正から、205号系統の区間便である京都駅前~(西大路通)~北大路バスターミナルの運行が、九条京阪から梅津直営に担当替えとなった。改正後も臨時便が主な仕事のようですね。

 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。同改正では、27号系統と203号系統の乗り継ぎ制度が廃止されたため、発券機搭載車からは順次撤去されている。