京都200か06-97
京都200 か ・6 97
2003年度導入
今年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-HU2PMEE
車体製造:
日野車体工業
車体:
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式A/T)
現所属:
梅津営業所(京都市)
備考:
大型ノンステップバス
2003年度の日野車は、2002年度に引き続きブルーリボンシティ・ノンステップが導入された。
日野の大型車であるブルーリボンは、2000年6月に平成11年排ガス規制適合を行い、1985年に続いて二度目となる大幅なマイナーチェンジが施された。それに伴い車種名がブルーリボンシティと改められている。フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジとしたのは、当時既にいすゞ自動車との間でバス事業の統合準備を進めており、無駄な投資を抑制していたからだろう。
構造的にはブルーリボン・ノンステップと全く同じであり、直列6気筒エンジンを後部に垂直横置とし、リアオーバーハングに機器類を集中させている。ホイールベースも変わらす5110mmとなっており、広めの中扉と合わせてノンステップ部分の床面積を広く取っている。タイヤハウス間も車いすが通れるだけの幅を確保してはいるが、車いすの乗降は中扉で簡易スロープを用いることとしたので、前扉の電動スロープ板は省略された。ブルーリボン・ノンステップでは後輪タイヤハウス上の座席が後向きで、後部の5人掛け座席と対面するという変則的な配置となっていたが、これはタイヤハウス形状や床高さの見直しで、前向きに改められた。
車体は前部分を除きほとんど同一だが、中扉より後部の窓は前部と同じ高さとなり、下部に黒色フィルムを貼ることで床の高さと合わせてある。それ以外は同一で、後部に樹脂パーツを用いる点も同じ。
最大の変更は前面形状で、ブルーリボンの直線的な形状から、曲線の多い形状となり、フロントバンパーとヘッドライトが一体化されている。また京都市バスでは標準装備としているセイフティウィンドウが、これまでのオプションから標準となった。2001年度導入車は、前扉開閉コックをフロントバンパーのナンバープレート部に設けていたが、使いづらくて不評だったのか、2002年度からはセイフティウィンドウをやや小さくし、捻出したスペースに設けている。2002年度車がこの部分を黒くしていたのに対し、2003年度車は車体と同色になった。また左側バックミラーは、新製時から補助ミラーが1枚追加されて3枚構成になっている。バックアイモニターが白黒のブラウン管式から、LCD式となった。
2004年3月に17台が導入され、西賀茂営業所に8台、錦林出張所に3台、梅津営業所に3台、洛西営業所に3台が配置された。ただし洛西の3台は仮配属であり、同月のダイヤ改正で梅津に転属した。また後に梅津に最初に配置された3台は西賀茂に転属している。
2014年3月現在の配置状況は、西賀茂が690~693号車と721~727号車の11台、錦林が694~696号車の3台で、そのうち695・696号車が急行102号系統専用ラッピング、梅津が697~699号車の3台となっている。
解 説
洛西営業所には2004年3月に697~699号車の3台が新製配置されたが、仮配属のようなもので、同月に行われたダイヤ改正ではすべて梅津営業所に転属している。配属は10日ほどなので、当然撮影機会は無かった。
2004年3月改正で27号系統が大幅に経路変更し、203号系統と相互に無料乗継を実施することになった。これは実験的な意味合いが多く、梅津営業所の発券機搭載車は限られていた。2004年度の新車導入で27号系統には中型車のエルガミオが導入され、大型車は27号系統には入らなくなったが、予備車として発券機は一部の車両に引き続き残されていた。私が本格的に撮影を始めたのは、他の記事でも述べたが2005年4月以降であり、全つ拾のように27号系統専属のエルガミオが導入されてからなので、あいにく同系統では撮影出来なかった。
撮影:西大路五条
撮影:太秦天神川駅前
32号系統
撮影:動物園前~岡崎道
撮影:中ノ橋五条
80号系統
撮影:梅津営業所
撮影:西大路五条
急行 100号系統 (臨時)
撮影:五条坂(臨時停留所)
急行 101号系統 (臨時)
撮影:北野白梅町
撮影:千本北大路
急行 102号系統 (臨時)
撮影:わら天神前
臨時便での運用が多いので、洛バス3系統すべてで撮影ができた。
二条城・金閣寺Express
撮影:京都駅前
撮影:京都駅前
撮影:京都駅前
回送車
撮影:京都駅前
解 説
2006年3月改正で梅津営業所の一部が京阪バスに委託されたが、27号系統は直営がそのまま受け持つことになった。27号系統には2004年度新車導入で専用のエルガミオが導入されたが、乗継券発券機を搭載していた車両は予備車となっていたので、直営配置のままとなったようです。しかし年々ノンステップバスの比率が高くなると、ブルーリボンシティの定期運用は減って行き、臨時便や代走での運用が多くなっていった気がします。
2014-03~
一般塗装 新デザイン方向幕
205B号系統
撮影:京都駅前
臨時急行
撮影:千本北大路
佛教大学紫野キャンパスでスクーリングが行われる際、休日ダイヤでは登校時間帯の本数が少なすぎるので、臨時便が運行される。この臨時急行は、四条大宮→二条駅前→佛教大学前のみに停車する。快速6号系統と全く同じなのだが、受持ちが異なるためか、快速6号系統ではなく臨時急行として運行されている。ちなみに土曜日もスクーリングが行われるが、休日ダイヤよりも本数が確保されているので、臨時便は運行されない。
解 説
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。同改正では、27号系統と203号系統の乗り継ぎ制度が廃止されたため、発券機搭載車からは順次撤去されている。