京都200か06-91

 京都200 か ・6 91 

2003年度導入
今年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-HU2PMEE
車体製造:
日野車体工業
車体:
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式A/T)
現所属:
西賀茂営業所(京都市)
備考:
2003年度の日野車は、2002年度に引き続きブルーリボンシティ・ノンステップが導入された。
日野の大型車であるブルーリボンは、2000年6月に平成11年排ガス規制適合を行い、1985年に続いて二度目となる大幅なマイナーチェンジが施された。それに伴い車種名がブルーリボンシティと改められている。フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジとしたのは、当時既にいすゞ自動車との間でバス事業の統合準備を進めており、無駄な投資を抑制していたからだろう。
構造的にはブルーリボン・ノンステップと全く同じであり、直列6気筒エンジンを後部に垂直横置とし、リアオーバーハングに機器類を集中させている。ホイールベースも変わらす5110mmとなっており、広めの中扉と合わせてノンステップ部分の床面積を広く取っている。タイヤハウス間も車いすが通れるだけの幅を確保してはいるが、車いすの乗降は中扉で簡易スロープを用いることとしたので、前扉の電動スロープ板は省略された。ブルーリボン・ノンステップでは後輪タイヤハウス上の座席が後向きで、後部の5人掛け座席と対面するという変則的な配置となっていたが、これはタイヤハウス形状や床高さの見直しで、前向きに改められた。
車体は前部分を除きほとんど同一だが、中扉より後部の窓は前部と同じ高さとなり、下部に黒色フィルムを貼ることで床の高さと合わせてある。それ以外は同一で、後部に樹脂パーツを用いる点も同じ。
最大の変更は前面形状で、ブルーリボンの直線的な形状から、曲線の多い形状となり、フロントバンパーとヘッドライトが一体化されている。また京都市バスでは標準装備としているセイフティウィンドウが、これまでのオプションから標準となった。2001年度導入車は、前扉開閉コックをフロントバンパーのナンバープレート部に設けていたが、使いづらくて不評だったのか、2002年度からはセイフティウィンドウをやや小さくし、捻出したスペースに設けている。2002年度車がこの部分を黒くしていたのに対し、2003年度車は車体と同色になった。また左側バックミラーは、新製時から補助ミラーが1枚追加されて3枚構成になっている。バックアイモニターが白黒のブラウン管式から、LCD式となった。
2004年3月に17台が導入され、西賀茂営業所に8台、錦林出張所に3台、梅津営業所に3台、洛西営業所に3台が配置された。ただし洛西の3台は仮配属であり、同月のダイヤ改正で梅津に転属した。また後に梅津に最初に配置された3台は西賀茂に転属している。
2014年3月現在の配置状況は、西賀茂が690~693号車と721~727号車の11台、錦林が694~696号車の3台で、そのうち695・696号車が急行102号系統専用ラッピング、梅津が697~699号車の3台となっている。

 A.西賀茂営業所(京都市/単区間車)  
 2004-03~2007-03

 一般塗装 

 1号系統 
イメージ 1
撮影:千本北大路

イメージ 2
撮影:千本北大路

 4号系統 
イメージ 3
バス車内から撮影。

 9号系統 
イメージ 4
撮影:京都駅前

イメージ 5
イメージ 6
撮影:京都駅前

 12号系統 
イメージ 7
撮影:立命館大学

 15号系統 
イメージ 8
撮影:わら天神前~衣笠校前
バス車内から撮影。

 46号系統 
イメージ 9
撮影:みぶ交通局前

イメージ 10
撮影:千本鞍馬口

 55号系統 
イメージ 12
イメージ 13
撮影:立命館大学

イメージ 11
撮影:衣笠操車場
操車場敷地外から撮影。ブルーリボンシティばかりが停車中だった。

 解 説 
特にどこの操車が中心で運用されていたわけではなかったようです。

 B.西賀茂営業所(京都バス/単区間車) 
 2007-03~2011-04

 一般塗装 

 4号系統 
イメージ 14

イメージ 15
撮影:京都駅前
2006年7月~2009年3月は河原町五条~京都駅前間がノンストップだった。

イメージ 16
2009年3月改正でノンストップが廃止された。

 快速  6号系統 
イメージ 17
イメージ 18
撮影:千本北大路
快速6号系統の新設は2007年3月改正だが、当初は直営が担当しており、2008年1月から京都バス委託が担当するようになった。

 解 説 
2007年3月改正で、西賀茂営業所の担当系統が大幅に変更され、一部は京都バスに委託されるようになった。690~693号車が京都バス委託の配置となったが、690号車以外の691~693号車の3台は単区間車で、主に上賀茂操車の4号系統で運用されていた。

 C.西賀茂営業所(京都バス/単区間車) 
 2011-04~2012-04

 一般塗装 

 京都市消費生活総合センターラッピング広告車 

 4号系統 
イメージ 19
撮影:上賀茂神社操車場
上賀茂神社前おりばから撮影。

イメージ 20
イメージ 21
撮影:上賀茂神社

 解 説 
2011年4月頃に京都市消費生活総合センターのラッピング広告車となった。黄色がベースなのでかなり目立っていたと思う。

 D.西賀茂営業所(京都バス/単区間車) 
 2012-04~2014-03

 一般塗装 

 4号系統 
イメージ 22
撮影:上賀茂神社操車場
操車場敷地外から撮影。

イメージ 23
撮影:北山駅

 4号甲系統 
イメージ 24
撮影:荒神口

イメージ 25
撮影:上賀茂石計町

 4号乙系統(特4号系統) 
イメージ 26
撮影:上賀茂神社操車場
操車場敷地外から撮影。

イメージ 27
撮影:京都駅前
2013年3月改正で経路を2つに分けた。上賀茂松本町・神殿町経由が甲系統、上賀茂小学校前・左京区総合庁舎前経由が乙系統となる。

 解 説 
2012年4月頃にラッピングが解除されている。ラッピング時代の左右側面に貼られていた「市バス」ステッカーは、当初は左右共に残っていたが、左側面は2012年中に剥がされた。しかし右側面は剥がされずに残ったままとなっている。

 E.西賀茂営業所(京都市/単区間車)  
 2014-03~
 
 一般塗装   新デザイン方向幕 

 1号系統 
イメージ 28
イメージ 29
撮影:千本北大路

 9号系統 
撮影:

 12号系統 
イメージ 30
イメージ 31
撮影:四条烏丸

 15号系統 
撮影:

 37号系統 
撮影:北大路バスターミナル

 46号系統 
イメージ 35
撮影:上賀茂神社操車場
操車場敷地外から撮影。

イメージ 32
撮影:千本北大路~千本鞍馬口

イメージ 37
撮影:東山三条

イメージ 33
イメージ 34
撮影:千本鞍馬口ライトハウス

 51号系統 
撮影:

 55号系統 
イメージ 36
撮影:衣笠操車場
操車場敷地外から撮影。

 67号系統 
撮影:

 回送車 
撮影:

 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。また同改正では西賀茂営業所の体制が2007年3月改正以前とほぼ同様となり、すべて直営・単区間車化されている。これにより西賀茂操車、上賀茂操車、衣笠操車の3つの運用が発生するが、以前のように運用グループを分けてはいないようです。ちなみに右側面の「市バス」シールは未だ健在です。