京都200か06-88

 京都200 か ・6 88 

2003年度導入
2014年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-LV834L1
車体製造:
いすゞバス製造
車体:
エルガ ノンステップ Type-B
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式OD5速A/T)
所属:
九条営業所(京都市交通局)
備考:

 解 説 
2003年度のいすゞ車は、純正車体で大型ノンステップのエルガが18台導入された。エルガが最初に導入された2000年度は、部分ノンステップであるtype-Aだったが、2001年度からは3年連続でフルフラットノンステップであるtype-Bとなっている。当時の京都市バスは、床に段差の無いフルフラットタイプか、それに準ずる構造にこだわっていたようです。車内に段差があると、立ち客が後部に行かないので、詰め込みが効かず、収容力がツーステップバスよりも劣ってしまうことや、段差による事故を懸念したのかもしれません。
駆動系のレイアウトは、キュービックの末期に設定されたノンステップのものを踏襲しています。エンジンは6HK1-TCC直列6気筒7790ccで、キュービックよりも若干排気量が増えており、インタークーラー付きターボの装着により、出力191kW(260PS)/2700rpm トルク745N・m(76kg・m)/1400rpmと、多少パワーもアップしており、type-AのV8エンジンと遜色の無いパワーを発揮しています。横置きされたエンジンにZF製トルコン式OD5速A/Tを組み合わせ、ハンガリー・ラーバ製のアクスルを使ったセンタードロップ式アクスルにより、後部までのフラットな床が実現されています。その分機器類を後部に集約しており、若干デッドスペースが大きくなっています。type-Aでは中扉以降に5列座席を配置しているが、type-Bでは5列分は配置できず、4列としている。これはデッドスペースの関係もありますが、フルフラット故に通路と座席部分の段差が大きくなり、座席間隔を広めにしないと、座ったり立ったりがやりにくくなることもあるでしょう。当然その分定員が減少しており、2000年度導入のtype-Aが70名なのに対し、66名となっています。
前扉はグライドスライドドアだが、スロープは設置されておらず、車いすの乗降は中扉にスロープ板を渡して行うことになる。前部のデザインは、中型車のエルガミオと共通で、ヘッドライトが縦置き4灯式になっている。これはイメージの統一及び部品共用化によるコストダウンを目指したもの。エルガミオにはセーフティウィンドウが無いが、エルガには取り付けられており、これは京都市バス特注のようで、取りつけている事業者はあまりないようです。ただし設置場所の関係上あまり大きなものではなく、濃緑帯と重なっているのでそれほど目立ちません。エンジン部分のルーバーは、type-Aが左側にあるのに対し、type-Bは右側上部にあります。また側面後端部に窓が無いので、type-Aとは外観上からも区別が付きます。
導入された18台は、前半導入の11台(679~689号車)のうち、679~684号車が梅津営業所に新製配置され、685~689号車が九条営業所に新製配置となる。しかし梅津配置の6台は、直後のダイヤ改正で九条営業所に転属しており、すべて九条営業所配置になりました。後半導入の7台(714~720号車)は梅津営業所に新製配置されています。九条営業所配置車のうち、679・680号車が転属を繰り返したものの、現在は再びすべて九条営業所直営配置となっている。梅津営業所新製配置車は、2006年3月改正で714・715号車が直営配置、716~720号車が京阪バス委託配置となりましたが、716号車は2012年3月に直営へ転属した。そして2014年3月改正からは、梅津の民間委託先が西日本JRバスへ変更になる。ラッピング広告車の経歴があるのは、18台中8台。

 A.九条営業所(京都市/単区間
 2004-03~2005-03
 
 一般塗装 


 解 説 
679~684号車とは異なり、当初より九条営業所に配置されている。当時は撮影する機会が無かった。

 B.九条営業所(京都市/単区間
 2005-03~2014-03

 一般塗装 

 202号系統 
イメージ 1
撮影:西ノ京円町
バス車内から撮影。

イメージ 2
イメージ 3
撮影:西大路四条

 快速  202号系統 
イメージ 8
撮影:西大路五条

イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
撮影:立命館大学

 205号系統 
イメージ 7
撮影:京都駅前

イメージ 9

イメージ 10
撮影:千本北大路

イメージ 11
撮影:千本北大路

イメージ 12
撮影:京都駅前

イメージ 13
撮影:北野白梅町

イメージ 14
撮影:四条河原町

イメージ 15
撮影:九条車庫前

 快速  205号系統(循環) 
イメージ 16
撮影:千本北大路

 快速  205号系統(立命館
イメージ 17
イメージ 18
撮影:立命館大学

 208号系統 
イメージ 19
撮影:大石橋
背後の京都トヨタセンチュリー21(京都トヨタの中古車専門店)は、現在は上新電機九条烏丸店となっている。

イメージ 20
撮影:京都駅前

 練習車 
イメージ 21
撮影:千本鞍馬口
九条直営の車両が千本通を通るのは珍しい。

 解 説 
2005年3月改正で、九条営業所の一部が京阪バスに委託されるようになった。これにより直営は、基本的に循環系統だけを担当することになる。また京阪バス委託には比較的古い車両を配置し、ノンステップバスの大半は直営配置となっていた。これは委託による収支改善効果の数字を上げるため、耐用年数の過ぎた車両ばかりにしたためだろう。

 C.九条営業所(京都市/単区間
 2014-03~

 一般塗装   新デザイン方向幕 

 205号系統 
イメージ 22
撮影:千本北大路

 208号系統 
イメージ 23
イメージ 24
撮影:京都駅前

イメージ 25
撮影:九条車庫前

イメージ 26
撮影:九条車庫前
1時間ほど撮影していたら、1周して戻ってきた。循環系統でも1周が短い系統では、1度で2周するW運用もある。

 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。