京都200か05-24
京都200 か ・5 24
2002年度導入
2014年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-UA272KAM(KL-UA272KAM改)
車体製造:
車体:
西工96MC B-I ノンステップNタイプ
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式4速A/T)
所属:
烏丸営業所(京都市交通局)
備考:
解 説
KL-UA272A系は、KC-UA460A系を平成11年排出ガス規制対応でマイナーチェンジしたもの。従来は西工車体が同車種のフルフラットノンステップには対応していないため、富士重工7Eボディのみ架装されていた。しかし2002年1月に、日産ディーゼルがバス車体架装を西日本車体工業に1本化することにしたので、富士重工業はバス車体架装から撤退し、2003年より西工車体で架装されたフルフラットノンステップNタイプが発売された。しかし並行して発売されていた、部分ノンステップのGタイプを導入する事業者の方が多く、Nタイプを導入した事業者は少なかったので、2005年8月で生産終了となり、僅か2年ほどの短いモデルとなってしまった。
駆動系の構造は、Fタイプが専用直列6気筒エンジンMD92TA型(9203cc/260ps)の直立横置きと、ドイツのZF社から輸入したA/T(ECOMAT)とドロップアクスルの組み合わせだったが、Nタイプは全く異なり、ワンステップバスと同様に、直列6気筒PF6HTA型(12503cc/240ps)リアアンダーフロアエンジンを縦置き搭載とした。これを横方向にオフセットし、デファレンシャルを中央からずらすことで、通路部の低床化を実現している。構造は三菱ふそうニューエアロスターノンステップと近いが、オフセット方向が三菱が右側なのに対し、日産ディーゼルは逆方向の左側となっている。またエンジンをリアアンダーフロア搭載としたことで高さが低くなり、そこへ最後部座席を設けることが出来たので、結果としてフルフラットタイプでは唯一後部の座席が5列設けられている。ただし最後部の座席はかなり高い位置にあること、座席の間隔がかなり狭く、フルフラットで通路が相対的に低いので、座席に座ったり立ったりするのは結構やり難いものがある。