京都200か03-34
京都200 か ・334
2001年度導入
2014年度在籍中
型式:
日野自動車 KL-HU2PMEE
車体:
日野車体工業 ブルーリボンシティ
シフト:
ECOMAT(ZF製トルコン式A/T)
所属:
西賀茂営業所(京都市交通局)
備考:
大型ノンステップバス
解 説
2000年度の日野車は、中型車をベースに車体を延長した「中型ロング」と呼ばれる中型車幅の10.5m車レインボーHRを導入したが、市内中心部ではあまり実用的ではなかったようで、2001年度からは再び大型車幅ノンステップバスの導入となった。
日野の大型車であるブルーリボンは、2000年6月に平成11年排ガス規制適合を行い、1985年に続いて二度目となる大幅なマイナーチェンジが施された。それに伴い車種名がブルーリボンシティと改められている。フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジとしたのは、当時既にいすゞ自動車との間でバス事業の統合準備を進めており、無駄な投資を抑制していたからだろう。
構造的にはブルーリボン・ノンステップと全く同じであり、直列6気筒エンジンを後部に垂直横置とし、リアオーバーハングに機器類を集中させている。ホイールベースも変わらす5110mmとなっており、広めの中扉と合わせてノンステップ部分の床面積を広く取っている。タイヤハウス間も車いすが通れるだけの幅を確保してはいるが、車いすの乗降は中扉で簡易スロープを用いることとしたので、前扉の電動スロープ板は省略された。ブルーリボン・ノンステップでは後輪タイヤハウス上の座席が後向きで、後部の5人掛け座席と対面するという変則的な配置となっていたが、これはタイヤハウス形状や床高さの見直しで、前向きに改められた。
車体は前部分を除きほとんど同一だが、中扉より後部の窓は前部と同じ高さとなり、下部に黒色フィルムを貼ることで床の高さと合わせてある。それ以外は同一で、後部に樹脂パーツを用いる点も同じ。
最大の変更は前面形状で、ブルーリボンの直線的な形状から、曲線の多い形状となり、フロントバンパーとヘッドライトが一体化されている。また京都市バスでは標準装備としているセイフティウィンドウが、これまでのオプションから標準となった。このため外部ドアコックの設置場所が確保出来ず、ナンバープレートの裏側に設置となった。
2002年3月に10台が導入され、日野車がメインで配置されていた西賀茂営業所と烏丸営業所錦林出張所に新製配置となった。梅津営業所も日野車が配置されているが、2001年度は配置されていない。ちなみに333は希望ナンバー制対象番号のため欠番となっている。
撮影:千本北大路
撮影:千本北大路
撮影:千本北大路
12号系統
撮影:千本北大路
51号系統
撮影:北野天満宮前
バス車内から撮影。
撮影:衣笠操車場
55号系統
撮影:千本今出川
撮影:衣笠操車場
回送車
撮影:千本北大路
西賀茂営業所から衣笠操車場への回送車。2007年3月改正で無くなったが、2014年3月改正で復活している。
4号系統
撮影:京都駅前
5号系統
撮影:河原町丸太町
京都マラソン2013開催による交通規制が行われていた時間帯なので、迂回運行しており、本来通らない停留所で撮影出来た。
撮影:京都駅前
撮影:京都駅前
撮影:京都駅前
31号系統
撮影:東山三条
撮影:四条河原町
撮影:東山仁王門
回送車
撮影:北大路バスターミナル
特37号系統で到着後、岩倉操車場へ回送される。
解 説
2007年3月改正で、西賀茂営業所の担当系統が大幅に変更され、一部は京都バスに委託されるようになった。岩倉操車場扱いの系統を受け持つため、京都バス委託配置の車両は、一部を除き多区間車化されている。