京都22か56-83

 京都22 か 56-83 

1992年度導入車
2007年春廃車
型式:三菱自動車工業 U-MP618K改
車体:西日本車体工業 西工58MC B-II リフト付き
シフト:FCT(フィンガーシフトM/T)
廃車時所属:洛西営業所(近鉄バス)

 リフト付きバス ふれあい号 
 
 洛西営業所(近鉄バス) 
 
29号系統
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撮影:洛西バスターミナル
車いす用リフトと全扉に装備しているため、通常のセーフティウインドが設置できない。そのため前面窓の扉側を1段下げた西工58MC B-IIボディとしている。

イメージ 2
撮影:四条烏丸

イメージ 3
撮影:京都外大

 西6号系統
イメージ 4
撮影:桂坂操車場 桂坂中央バス停より撮影
西6号系統で運用されていたのは、運用の流れなのか、それとも予備車運用なのかは不明。

イメージ 5
撮影:桂坂操車場 桂坂中央バス停より撮影
こうして並ぶと、リフト付き車はフロントオーバーハングを延長しているのが良くわかる。

 解 説 
洛西営業所では1991年度にリフト付きバスが2台導入され、「リフト付きバス ふれあい号」として29号系統と西5号系統で運用されてきました。しかし2台体制のため、点検・整備の際はリフト付きバスの運用を一般車で代走していた。これでは毎日確実な運行とはならないので、増備されたのが1992年度導入の5683号車です。3台体制となったことで、通常運用で2台使用し、1台は予備車となり、特別な事情が無い限り一般車で代走して、車いすの利用客を断るなんてことが無くなった。予備車といってもリフト付きバスダイヤ専用というわけではなく、一般車の予備も兼ねていたので、29号系統・西5号系統以外での運用もある。
2001年3月改正で91号系統が梅津営業所から洛西営業所に移管され、同時にリフト付きバス6304~6306号車も転属してきた。そして2004年3月に洛西営業所を近鉄バスと阪急バスで民間委託された際、29号系統・西5号系統は近鉄バス、91号系統は阪急バスの受け持ちとなったが、リフト付きバスは
以下のように別れた。
近鉄バス・・・5525号車、5683号車、6306号車
阪急バス・・・5524号車、6304号車、6305号車

2007年春に5524・5525・5683号車が廃車となり、洛西営業所での「リフト付き バスふれあい号」の運行は終了した。ノンステップバスが急速に普及しており、リフト付きバスのダイヤをノンステップバス限定とすることで対応している。