京都200か07-29

 京都200 か ・7 29 

2003年度導入
2014年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-UA272KAM(KL-UA272KAM改)
車体製造:
車体:
西工96MC B-I ノンステップNタイプ 
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式4速A/T)
所属:
烏丸営業所(京都市交通局)
備考:

 解 説 
KL-UA272A系は、KC-UA460A系を平成11年排出ガス規制対応でマイナーチェンジしたもの。従来は西工車体が同車種のフルフラットノンステップには対応していないため、富士重工7Eボディのみ架装されていた。しかし2002年1月に、日産ディーゼルがバス車体架装を西日本車体工業に1本化することにしたので、富士重工業はバス車体架装から撤退し、2003年より西工車体で架装されたフルフラットノンステップNタイプが発売された。しかし、並行して発売されていた部分ノンステップのGタイプを導入する事業者の方が多く、Nタイプを導入した事業者は少なかったので、2005年8月で生産終了となり、僅か2年ほどの短いモデルとなってしまった。京都市バスでの導入も2002年度と2003年度だけだった。
駆動系の構造は、Fタイプが専用直列6気筒エンジンMD92TA型(9203cc/260ps)の直立横置きと、ドイツのZF社から輸入したA/T(ECOMAT)とドロップアクスルの組み合わせだったが、Nタイプは全く異なり、ワンステップバスと同様に、直列6気筒PF6HTA型(12503cc/240ps)リアアンダーフロアエンジンを縦置き搭載とした。これを横方向にオフセットし、デファレンシャルを中央からずらすことで、通路部の低床化を実現している。構造は三菱ふそうニューエアロスターノンステップと近いが、オフセット方向が三菱が右側なのに対し、日産ディーゼルは逆方向の左側となっている。左側の2人掛け座席のうち前部の足元はタイヤハウスにかかっており、中扉を前寄りに設けることで後部座席の5列分を確保している。これはフルフラットタイプでは唯一だが、通路がフルフラットなのは前部の3列だけ。通路の4列目は1段高く、最後部はさらに高い位置にある。また座席の間隔がかなり狭く、フルフラットで通路との段差があるので、座席に座ったり立ったりするのは結構やり難いものがある。
前述のように最後部の座席は、アンダーフロアエンジンの上部に位置し、かなり高い位置にある。このため最後部の左側側面窓は、上部のスライド式開閉部が無く、固定窓しか無い。また窓の下端部も1段上がっている。一見すると最後部まで窓があるようだが、実際はルーバー部を黒くしてあるだけなので、Fタイプほどではないが、デッドスペースはある。後部窓もFタイプほどではないが、やや小さめになっており、段差の付いた構造になっている。2002年度導入車と比べると、左前部のバックミラーに補助ミラーが追加されて3枚構成になったこと、クーラーコンデンサは前後長が短いものとなったことが外観上の違い。またバックアイモニターが白黒のブラウン管からカラー液晶となった。このモニターは車内案内表示機の運転手確認用も兼用出来る。
新製導入は日産ディーゼル車が多数配置されている烏丸営業所で、現在まで転属は一切ない。導入された8台のうち、700~703号車と728号車が単区間車、729~731号車が多区間車となっている。

 A.烏丸営業所(京都市/多区間
 2004-03~2014-03

 一般塗装 

 北3号系統 
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撮影:北大路バスターミナル

イメージ 2
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撮影:上賀茂御薗橋~御園口町

イメージ 4
撮影:御薗口町
京都市バスは御園口町だが、京都バスは上賀茂神社前となる。

 北8号系統 
イメージ 5
撮影:千本北大路

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撮影:千本北大路

イメージ 7
撮影:千本北大路

イメージ 8
撮影:北大路バスターミナル


イメージ 9
撮影:千本北大路

イメージ 10
撮影:千本北大路

イメージ 11
撮影:千本北大路
経路上は循環することになっているが、実際の運行の大半は、北大路バスターミナルを起終点として1周廻るだけ。一部の便のみ北大路バスターミナルを跨いで運行される。

 解 説 
区間車なので、主に北3・北8号系統で運用されている。イレギュラー的に単区間系統で運用されることもあるようだ。

 B.烏丸営業所(京都市/多区間
 2014-03~
 
 一般塗装   新デザイン方向幕 

 北8号系統 
イメージ 12
イメージ 13
撮影:千本北大路

 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。