京都200か07-22

 京都200 か ・7 22 

2003年度導入
今年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-HU2PMEE
車体製造:
日野車体工業
車体:
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式A/T)
現所属:
西賀茂営業所(京都市)
備考:
2003年度の日野車は、2002年度に引き続きブルーリボンシティ・ノンステップが導入された。
日野の大型車であるブルーリボンは、2000年6月に平成11年排ガス規制適合を行い、1985年に続いて二度目となる大幅なマイナーチェンジが施された。それに伴い車種名がブルーリボンシティと改められている。フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジとしたのは、当時既にいすゞ自動車との間でバス事業の統合準備を進めており、無駄な投資を抑制していたからだろう。
構造的にはブルーリボン・ノンステップと全く同じであり、直列6気筒エンジンを後部に垂直横置とし、リアオーバーハングに機器類を集中させている。ホイールベースも変わらす5110mmとなっており、広めの中扉と合わせてノンステップ部分の床面積を広く取っている。タイヤハウス間も車いすが通れるだけの幅を確保してはいるが、車いすの乗降は中扉で簡易スロープを用いることとしたので、前扉の電動スロープ板は省略された。ブルーリボン・ノンステップでは後輪タイヤハウス上の座席が後向きで、後部の5人掛け座席と対面するという変則的な配置となっていたが、これはタイヤハウス形状や床高さの見直しで、前向きに改められた。
車体は前部分を除きほとんど同一だが、中扉より後部の窓は前部と同じ高さとなり、下部に黒色フィルムを貼ることで床の高さと合わせてある。それ以外は同一で、後部に樹脂パーツを用いる点も同じ。
最大の変更は前面形状で、ブルーリボンの直線的な形状から、曲線の多い形状となり、フロントバンパーとヘッドライトが一体化されている。また京都市バスでは標準装備としているセイフティウィンドウが、これまでのオプションから標準となった。2001年度導入車は、前扉開閉コックをフロントバンパーのナンバープレート部に設けていたが、使いづらくて不評だったのか、2002年度からはセイフティウィンドウをやや小さくし、捻出したスペースに設けている。2002年度車がこの部分を黒くしていたのに対し、2003年度車は車体と同色になった。また左側バックミラーは、新製時から補助ミラーが1枚追加されて3枚構成になっている。バックアイモニターが白黒のブラウン管式から、LCD式となった。
2004年3月に17台が導入され、西賀茂営業所に8台、錦林出張所に3台、梅津営業所に3台、洛西営業所に3台が配置された。ただし洛西の3台は仮配属であり、同月のダイヤ改正で梅津に転属した。また後に梅津に最初に配置された3台は西賀茂に転属している。
2014年3月現在の配置状況は、西賀茂が690~693号車と721~727号車の11台、錦林が694~696号車の3台で、そのうち695・696号車が急行102号系統専用ラッピング、梅津が697~699号車の3台となっている。

 A.西賀茂営業所(京都市/単区間車)  
 2004-03~2007-03

 一般塗装 

 1号系統 
イメージ 1
撮影:千本北大路

イメージ 2
撮影:千本北大路

 4号系統 
イメージ 3
撮影:京都駅前
2004年3月~2006年7月は四条河原町~京都駅前がノンストップだった。

 9号系統 
イメージ 4
撮影:京都駅前

 12号系統 
イメージ 5
撮影:衣笠操車場

 37号系統 
イメージ 6
撮影:北大路新町~北大路バスターミナル
バス車内から撮影。

 46号系統 
イメージ 7
撮影:千本北大路

 回送車
イメージ 8
撮影:立命館大学
衣笠操車場から西賀茂営業所への回送車。

 解 説 
どこの操車で運用するかは固定されていなかったようです。

 B.西賀茂営業所(京都市/単区間車) 
 2007-03~2014-03

 一般塗装 

 1号系統 
イメージ 9
撮影:千本北大路

イメージ 10
撮影:北大路バスターミナル

イメージ 11
イメージ 12
撮影:千本北大路

 9号系統 
イメージ 13
イメージ 14
撮影:堀川丸太町

 37号系統 
イメージ 15
撮影:河原町三条

 46号系統 
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撮影:四条大宮
2009年3月改正以前は、ここだけに停車していた。

イメージ 17
撮影:知恩院前~東山三条

イメージ 18
撮影:乾隆校前~千本鞍馬口

イメージ 19
撮影:ライトハウス

 快速  6号系統 
イメージ 20
イメージ 21
撮影:千本北大路
快速6号系統は、2007年3月改正で新設された佛教大学紫野キャンパス輸送に特化した系統です。以前から時刻表に無い臨時便として運行されていたようだが、幽霊バス問題で正式な系統にしたのでしょう。2008年1月改正で京都バス委託へ移管されたので、西賀茂直営での運行は1年弱でした。

 回送車 
イメージ 22
イメージ 23
撮影:西賀茂車庫前
西賀茂営業所から上賀茂神社操車場への回送車。

イメージ 24
撮影:堀川紫明東入
京都マラソン2013開催による交通規制で、西賀茂営業所と上賀茂神社操車場が使えないので、京都府鴨沂高校紫野グラウンドを仮設操車場としていた。新町通が狭いので、入場は紫明通からで出場は北大路通へと経路指定されていた。

 解 説 
2007年3月改正で、西賀茂営業所の担当系統が大幅に変更され、一部は京都バスに委託されるようになった。721~727号車は京都市交通局直営の配置となり、1・9・37・46号系統で運用されていた。

 C.西賀茂営業所(京都市/単区間車)  
 2014-03~
 
 一般塗装   新デザイン方向幕 

 9号系統 
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撮影:北大路堀川

 46号系統 
イメージ 26
イメージ 27
撮影:千本鞍馬口
千本鞍馬口北行停留所の標柱は、太陽電池によって昼間に電力を蓄え、夜間はその電力を照明に使っている。このタイプの標柱は幾つかあるが、ここが一番最初だったと思う。

 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。また同改正では西賀茂営業所の体制が2007年3月改正以前とほぼ同様となり、すべて直営・単区間車化されている。これにより西賀茂操車、上賀茂操車、衣笠操車の3つの運用が発生するが、以前のように運用グループを分けてはいないようです。