京都200か07-02

 京都200 か ・7 02 

2003年度導入
2014年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-UA272KAM(KL-UA272KAM改)
車体製造:
車体:
西工96MC B-I ノンステップNタイプ 
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式4速A/T)
所属:
烏丸営業所(京都市交通局)
備考:

 解 説 
KL-UA272A系は、KC-UA460A系を平成11年排出ガス規制対応でマイナーチェンジしたもの。従来は西工車体が同車種のフルフラットノンステップには対応していないため、富士重工7Eボディのみ架装されていた。しかし2002年1月に、日産ディーゼルがバス車体架装を西日本車体工業に1本化することにしたので、富士重工業はバス車体架装から撤退し、2003年より西工車体で架装されたフルフラットノンステップNタイプが発売された。しかし、並行して発売されていた部分ノンステップのGタイプを導入する事業者の方が多く、Nタイプを導入した事業者は少なかったので、2005年8月で生産終了となり、僅か2年ほどの短いモデルとなってしまった。京都市バスでの導入も2002年度と2003年度だけだった。
駆動系の構造は、Fタイプが専用直列6気筒エンジンMD92TA型(9203cc/260ps)の直立横置きと、ドイツのZF社から輸入したA/T(ECOMAT)とドロップアクスルの組み合わせだったが、Nタイプは全く異なり、ワンステップバスと同様に、直列6気筒PF6HTA型(12503cc/240ps)リアアンダーフロアエンジンを縦置き搭載とした。これを横方向にオフセットし、デファレンシャルを中央からずらすことで、通路部の低床化を実現している。構造は三菱ふそうニューエアロスターノンステップと近いが、オフセット方向が三菱が右側なのに対し、日産ディーゼルは逆方向の左側となっている。左側の2人掛け座席のうち前部の足元はタイヤハウスにかかっており、中扉を前寄りに設けることで後部座席の5列分を確保している。これはフルフラットタイプでは唯一だが、通路がフルフラットなのは前部の3列だけ。通路の4列目は1段高く、最後部はさらに高い位置にある。また座席の間隔がかなり狭く、フルフラットで通路との段差があるので、座席に座ったり立ったりするのは結構やり難いものがある。
前述のように最後部の座席は、アンダーフロアエンジンの上部に位置し、かなり高い位置にある。このため最後部の左側側面窓は、上部のスライド式開閉部が無く、固定窓しか無い。また窓の下端部も1段上がっている。一見すると最後部まで窓があるようだが、実際はルーバー部を黒くしてあるだけなので、Fタイプほどではないが、デッドスペースはある。後部窓もFタイプほどではないが、やや小さめになっており、段差の付いた構造になっている。2002年度導入車と比べると、左前部のバックミラーに補助ミラーが追加されて3枚構成になったこと、クーラーコンデンサは前後長が短いものとなったことが外観上の違い。またバックアイモニターが白黒のブラウン管からカラー液晶となった。このモニターは車内案内表示機の運転手確認用も兼用出来る。
新製導入は日産ディーゼル車が多数配置されている烏丸営業所で、現在まで転属は一切ない。導入された8台のうち、700~703号車と728号車が単区間車、729~731号車が多区間車となっている。

 A.烏丸営業所(京都市/単区間
 2004-03~2012-05

 一般塗装 

 204号系統 
イメージ 1
撮影:千本北大路

イメージ 2
撮影:千本北大路

イメージ 3
撮影:金閣寺

イメージ 4
撮影:千本北大路

イメージ 5
撮影:西ノ京円町

イメージ 6
撮影:西ノ京円町

 206号系統 
イメージ 7
撮影:千本北大路~千本鞍馬口

イメージ 8
撮影:千本北大路

イメージ 9
イメージ 10
撮影:千本今出川

イメージ 11
撮影:千本北大路

イメージ 12
撮影:千本北大路

 206B号系統 
イメージ 13
撮影:京都駅前

イメージ 14
撮影:京都駅前

 北1号系統 
イメージ 15
撮影:北大路新町~北大路バスターミナル
普通はこれだけ被られた写真なんて、ブログにアップしないと思うけど、しちゃうのが当ブログのポリシーなのです(笑)

 解 説 
区間車なので、204・206号系統で主に運用されていた。10.5mクラスのノンステップバスとしては、座席定員が多いことも理由だろう。

 B.烏丸営業所(京都市/単区間
 2012-06~2012-12

 一般塗装   公営交通100周年ヘッドマーク取付 

 204号系統 
イメージ 16

 206号系統 
イメージ 17
撮影:千本鞍馬口

イメージ 18
撮影:千本出水

イメージ 19
撮影:北大路バスターミナル

 206B号系統 
イメージ 20
撮影:北大路バスターミナル

イメージ 21
撮影:京都駅前

 解 説 
2012年6月から12月までの半年間、公営交通100周年ヘッドマークが取り付けられた。

 C.烏丸営業所(京都市/単区間
 2013-01~2014-03

 一般塗装 

 204号系統 
イメージ 22
撮影:千本北大路~金閣寺

イメージ 23
撮影:西ノ京円町

 206号系統 
イメージ 24
撮影:千本鞍馬口

イメージ 25
撮影:千本鞍馬口

イメージ 26
撮影:千本北大路

イメージ 27
撮影:北大路堀川

 206B号系統 
イメージ 28
撮影:京都駅前
方向幕の別ブログをやっているので、資料として使うことを考慮し、京都駅前バスターミナルでは真正面か真後の写真を撮影することが多くなりますね。

イメージ 29
撮影:東山三条

 解 説 


 D.烏丸営業所(京都市/単区間
 2014-03~
 
 一般塗装   新デザイン方向幕 

 204号系統 
イメージ 30
イメージ 31

 206号系統 
イメージ 32
撮影:北大路バスターミナル(地下鉄北大路駅)

イメージ 38
イメージ 39
イメージ 40
撮影:京都駅前

イメージ 33
撮影:千本鞍馬口ライトハウス

イメージ 34
撮影:千本北大路

 206B号系統 
イメージ 35
撮影:京都駅前
2014年3月改正でリニューアルされた方向幕だが、循環系統の途中入庫便は、系統番号表示を2段表記としている。多分「まで」が小さくなったから、誤乗防止の意味も込めているのだろう。

 回送車
イメージ 36
イメージ 37
撮影:竹田駅西口
整備工場から烏丸営業所へ向かうと思われる回送車。

 解 説 
2014年3月改正で方向幕がリニューアルされた。相変わらず204・206号系統をメインに運用されている。