京都200か05-22
京都200 か ・5 22
2002年度導入
2014年度在籍中
メーカー:
型式:
KL-UA272KAM(KL-UA272KAM改)
車体製造:
車体:
西工96MC B-I ノンステップNタイプ
変速機:
ECOMAT(ZF製トルコン式4速A/T)
所属:
烏丸営業所(京都市交通局)
備考:
解 説
KL-UA272A系は、KC-UA460A系を平成11年排出ガス規制対応でマイナーチェンジしたもの。従来は西工車体が同車種のフルフラットノンステップには対応していないため、富士重工7Eボディのみ架装されていた。しかし2002年1月に、日産ディーゼルがバス車体架装を西日本車体工業に1本化することにしたので、富士重工業はバス車体架装から撤退し、2003年より西工車体で架装されたフルフラットノンステップNタイプが発売された。しかし並行して発売されていた、部分ノンステップのGタイプを導入する事業者の方が多く、Nタイプを導入した事業者は少なかったので、2005年8月で生産終了となり、僅か2年ほどの短いモデルとなってしまった。
駆動系の構造は、Fタイプが専用直列6気筒エンジンMD92TA型(9203cc/260ps)の直立横置きと、ドイツのZF社から輸入したA/T(ECOMAT)とドロップアクスルの組み合わせだったが、Nタイプは全く異なり、ワンステップバスと同様に、直列6気筒PF6HTA型(12503cc/240ps)リアアンダーフロアエンジンを縦置き搭載とした。これを横方向にオフセットし、デファレンシャルを中央からずらすことで、通路部の低床化を実現している。構造は三菱ふそうニューエアロスターノンステップと近いが、オフセット方向が三菱が右側なのに対し、日産ディーゼルは逆方向の左側となっている。またエンジンをリアアンダーフロア搭載としたことで高さが低くなり、そこへ最後部座席を設けることが出来たので、結果としてフルフラットタイプでは唯一後部の座席が5列設けられている。ただし最後部の座席はかなり高い位置にあること、座席の間隔がかなり狭く、フルフラットで通路が相対的に低いので、座席に座ったり立ったりするのは結構やり難いものがある。
京都市バスの西工車体は、同年式の三菱ふそう車もあるが、外観上はかなり異なっている。前述のように最後部の座席は、アンダーフロアエンジンの上部に位置し、かなり高い位置にある。このため最後部の左側側面窓は、上部のスライド式開閉部が無く、固定窓しか無い。また窓の下端部も1段上がっている。一見すると最後部まで窓があるようだが、実際はルーバー部を黒くしてあるだけなので、Fタイプほどではないが、デッドスペースはある。後部窓もFタイプほどではないが、やや小さめになっており、段差の付いた構造になっている。
2010年春からは、520~523号車の4台が、創味食品のラッピング広告車となっている。
撮影:千本北大路
撮影:西ノ京円町
解 説
2010年4月には、京都市伏見区に本社のある調味料の会社である創味食品のラッピング広告車となった。以前の社名である創味食品工業時代にも、ラッピング広告のスポンサーとなっていたが、老朽廃車により一時期ラッピング広告から撤退していた。2009年7月に製造・販売の2社が統合され、社名が創味食品となり、再びラッピング広告車の大口スポンサーとなった。ちなみに創味の調味料はちょっとお高いので、うちでは買ったことがありません。高くても後悔はさせしまへんそうですけど。 創味食品ラッピング広告車
204号系統
撮影:北大路バスターミナルこの時期は204号系統を前から撮影した写真が無い。それじゃ意味無いでしょうけど、仕方ありません。
206号系統
撮影:四条大見撮影:北大路バスターミナル