京都22か56-70
京都22 か 56-70
1992年度導入
株式会社京山ラッピング広告車
202号系統
撮影:西大路五条
前部扉部にもラッピングが施されていますが、京都市都市計画局が後に定めた「京都市屋外広告物等に関する条例に基づく車体広告の特例許可に関するガイドライン」では「車体左側面の前部扉部分に広告を表示しない。」とあるので、現在はこのようなデザインはNGです。あと色づかいももう少し大人しくしないとダメでしょう。景観上は目立ってはいけないが、広告としては目立たなくちゃ意味が無い。それをどのように両立させるかは難しい問題です。
205号系統
撮影:西大路五条
「舞妓はん」は京山のブランド米です。
撮影:西大路五条
快速205号系統
撮影:衣笠校前
207号系統
撮影:四条西洞院
解 説
京都市には景観保護の観点から屋外広告物等に関する条例があり、他の地域よりも厳しい規制があります。しかし交通局の財政も厳しいので、背に腹は代えられないということからか、2001年2月より市バスのラッピング広告を試験的に始めました。優れたデザインの車体広告なら、特例として許可していいんじゃないかというやや強引な解釈のようですけどね。京山のラッピングは5725号車と5746号車にも施されています。株式会社京山は米の生産・販売を行っている会社で、山城食糧(株)と京都府米穀(株)が1997年10月に対等合併して(株)京山が設立されました。さらに2001年4月にはJA京都経済連米穀卸部門との事業統合が行われ、新たに(株)京山となります。JAグループ京都の文字が入るのは、JAの関連会社でもあるからです。初期のラッピング広告のスポンサーになったのは、前述の事業統合をPRする意味もあったのでしょう。当初は「安全・安心・高品質 おいしいお米」の文字がありましがたが、そこを「京都米」に変更し、2003年12月に長岡京物流センター ISO9001を取得したので、その文字も追加しています。私が撮影したのは2005年ですから、「ISO9001認証取得」「京都米」となってからのものしかありません。
B.九条営業所(京都市)
202号系統
撮影:西大路五条
205号系統
撮影:九条車庫前
205号系統
撮影:九条車庫前
解 説
2006年3月~4月頃にラッピング広告が解除された。5670号車には広告看板も復活し、ラッピング車だった名残は無い。
5670号車は「平安建都1200年記念」塗装で登場しているので、特別塗装➜一般塗装➜ラッピング広告➜一般塗装と変化していったことになる。